カメラで撮影した時に写真が明るい&暗い時の露出補正方法と応用例 (初心者向け)

撮影テクニック

カメラやスマホで写真を撮っていて、被写体が真っ黒になったり、明るすぎる時がありますよね。
そんな時に露出補正をどうするのか基礎と応用例を載せてみました。
あと個人的な露出の決め方も載せています。

因みに写真で言う「露出」を簡単に言うと、写した写真(被写体)の明るさです。

 

①露出アンダー、適正露出、露出オーバー

暗く写ってしまった写真を「露出アンダー」、丁度いい明るさに写った写真は「適正露出」、明るく写った写真を「露出オーバー」と言います。
傾向としては被写体の周りが暗いと被写体が明るく写り、逆に被写体の周りが明るいと被写体が暗く写りがちだと思います。
そこで好みの写真に仕上げるには「露出補正」が必要となるのです^^

 

②ここでミニ知識「カメラのしくみ」

カメラは「絞り」と「シャッタースピード」で写真の明るさを決めています。
これはカメラの絞り機構で、人間の目で言うと「瞳孔」と同じ働きをしています。
カメラのレンズを通った光量をカメラ内部のセンサーが計算し、明るければ「絞りを閉じ、シャッターが開いている時間を短く」してセンサーに入る光量を減らします。
逆に暗ければ「絞りを開け、シャッターが開いている時間を長く」します。

 

③デジタル一眼レフカメラの露出補正方法 (キャノンKISSの場合)

画像矢印にある「露出補正ボタン」を押しながら、シャッターボタン手前の「電子ダイヤル」を回す事で露出補正ができます。
「電子ダイヤルを右に回せば画像が明るく、左に回すと画像は暗くなります」

Ayumu
Ayumu

補正して写真を撮ったら、露出補正をゼロに戻すのを忘れないでください!!

 

④コンデジの露出補正方法(ニコンのコンデジの場合)

画像矢印にあるマルチセレクターの露出補正を押し、マルチセレクターの上下を押して露出を決定します。
(この場合は+1.0明るく補正)
スマホなどもメニューから呼び出せると思います。

Ayumu
Ayumu

撮影した後は必ず露出補正をゼロに戻すのを忘れずに!!

 

 

⑤露出補正による効果

写真を撮ったら必ずその場で写真の明るさを確認し、その場で露出補正をして撮り直す癖をつけておいた方がいいです。
何故なら撮影後の画像の明るさをソフトで調整しても、潰れたり飛んだ部分のデータは元に戻りません
なので撮影場所で露出を的確に決めて撮影する必要があります。
(下記のオートブラケット機能を使う方法もあります)

あと露出補正はその写真の主役に重点を置いて調整するのが良いと思います。

 

 

⑥露出補正の方法(黒い被写体や周りが暗い時)

周りが暗い時や黒い被写体を撮った場合は被写体が明るくなってしまう傾向があり、被写体の質感が伝わらなくなってしまいます。
そんな時は露出補正でマイナス側に調整して撮ってみましょう。
機関車などを撮影する時にも役立つと思います。

 

⑦白い背景や周りが明るい場合の露出補正

白い背景や周りが明るい場合は被写体が暗くなりがちです。
そんな時は露出補正をプラス側に調整して撮ってみて下さい。
屋外でポートレートを撮る時に役にたつと思います♪

 

 

⑧逆光や空を背景にして撮る場合の露出補正

こうした場合は周りが明るすぎて被写体がかなり露出アンダーになる事が多いです。
逆光などは大きく補正をしても無理な事があるので、近ければフラッシュを使うのも手です。

 

 

⑨応用例(雰囲気に合わせた作品作りの露出補正)

「花」などの被写体は「露出を上げる」事で華やかな雰囲気を伝える事ができます。
「花露」などは露の輪郭を良く見せる為に逆に露出を落とす事もあります。

 

⑩ポートレート(フィギュア撮影)

雰囲気づくりのワンショットなら露出を上げて華やかにするのが良いです。

フィギュアレビューなどはアンダーの方が輪郭を伝え易くなりますが、発色が悪くなるのでバランスが重要です。
重い雰囲気の格闘フィギュアなどはよりアンダーで写すと雰囲気が出やすいです。(やりすぎは禁物ですが: 汗)

 

⑪写真に重みをもたせる場合は露出をマイナスに

写真に重みを持たせたい場合などは露出をマイナスに調整すると良いです。

デジタル一眼レフなどは「オートブラケット」と言う露出を変えながら連写する機能があるので、撮影してから好みの露出で撮った写真をセレクトする事ができて便利ですよ~~

 

 

⑫露出補正を上げて撮影したぬいぐるみ

後ろからデュフューザーで蛍光灯の光を拡散して照射、そして前にレフ板を置き、カメラの露出を上げて撮影するとこんな感じで撮影する事ができます。
光に包まれた不思議な演出をする事が可能です^^

とにかく露出補正を使いこなすとワンランク上の写真が撮れるようになるのでおススメです♪
是非チャレンジしてみて下さい^^

 

 

◎以上、【カメラで撮影した時に写真が明るい&暗い時の露出補正の方法と応用例(初心者向け)】でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました