◎今回は年末で忙しいものですから💦、リサイクルショップで買ったカビジャンクのニコン「AI AF Zoom Nikkor 24-120mm F3.5-5.6D(IF)」を簡単に清掃して作例を撮った内容になっています。
このレンズに関しての開発秘話や作例はニッコール千夜一夜物語「第五十八夜 AI AF Zoom-Nikkor 24-120mm F3.5-5.6D IF」を見て頂くと良く分かると思います。
その後このレンズは2003年に超音波モーターと手振れ補正を搭載した「AF-S VR Zoom NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G」になり、2010年には開放値をF4とした「AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR」になって現在に至ります。
分解清掃自体は各レンズ群をユニットで外せるので簡単な部類に入ると思います。(今回は鏡筒は分解していません💦)
1996年10月10日発売 2002年販売終了 価格は92.400円(税込)
2枚の非球面レンズを使用 レンズ構成: 11群15枚 絞り羽枚数: 7枚
最小絞り:F22 最短撮影距離: 0.5m 最大撮影倍率: 1/4.8
重さ: 550g 外寸: 79x80mm フィルター径: 72mm フード: HB-11
参考として「レンズの分解・清掃に必要な道具とコツ」、「バルサム切れ修理」、「レンズの黄変の修理」、「弱いレンズコーティング」などを記事にしていますのでそちらもご覧ください。
①前玉の分解清掃
A: 前玉を固定しているロックリングを反時計回りに回して外します。
B: こんな感じでロックリングが外れます。
C: 前玉を取り出して清掃します。
D: 1群レンズユニットを固定している3個のネジを外し、1群レンズユニットを外します。
②1群と2群レンズユニットの分解清掃
A: 1群レンズユニットにはスペーサーが沢山入っていますので回収しておきます。
B: 外した1群レンズユニットのレンズを清掃しますが、このレンズはプラスチック枠を溶かして固定するハメゴロシになっているのでそのまま清掃します。
C: 2群レンズユニットを反時計回りに回して外します。
D: ここもスペーサーが入っているので回収しておきます。
③2群レンズユニットの分解清掃
A: ここのロックリングにはネジ止め剤が塗布してありますので、アセトンを染み込ませて予め柔らかくしておきます。
B: それでも緩まない時はドライヤーで熱くなるまで加熱すれば高確率で緩むと思います。
C: 2群レンズユニットを分解して各レンズを清掃します。
D: 次にマウントの電子接点固定ネジ2個と遮光パーツ固定ネジ3個を外します。
④マウントの取り外し
A: マウントを固定している4個のネジを外しますが、マウントのネジは場所によって異なるので注意が必要です。
B: まず遮光パーツを外し、電子接点を内側にずらしたらマウントを外します。
C: マウントを外す時は絞り連動棒の入っている位置も確認して下さい。
D: 次に4群レンズユニットを固定している3個のネジを外します。
⑤4群レンズユニットの分解清掃と絞りリングの取り外し
A: 4群レンズユニットを外したら、4群レンズユニットにもスペーサーが入っていますので回収しておきます。
B: 4群レンズユニットを分解して各レンズを清掃します。
C: 絞りリングは特に外す必要はありませんが、自分はグリスアップの為に外しています。(このレンズはクリックボールではなく板バネ式なので、そのまま絞りリングを外せます)
外す時はまず右のAF駆動ギヤとC形状ワッシャ(向きがあります)を外し、下の絞り駆動カムの組合せ位置を確認してから絞りリングを外して、下にあるスペーサーも回収しておきます。
D: 絞りリングとギヤを清掃しておきます。
⑥3群レンズユニットの清掃
A: 3群レンズユニットを反時計回りに回して外します。
B: 外した3群レンズを清掃します。
C: 絞り羽根の動作と油滲みがないか点検します。
D: AFギヤも汚れを綺麗にとっておきます。
⑦組み立ての注意点
A: 絞りリングのクリックはこの左の板バネになっていますので、緩い時はここを手前にちょっと曲げると良いです。
あと絞りリングのロックボタンと入っているバネには向きがあるので注意して下さい。
B: マウントを付ける時はここの部分に画像⑤のC右下のカムの凸を収めます。
C: マウントのスペーサーはこんな感じで取り付けます。
☆後は逆の手順で組み立てれば完成です。
⑧「AI AF Zoom Nikkor 24-120mm F3.5-5.6D(IF)」の作例
使用カメラはちょっと古いフルサイズのニコンD700になります。
120mm F8.0
⑨本を読もう
⑩マリメッコ
⑪古い信号
⑫高圧線
⑬夕日を浴びるススキ
⑭木のシルエット
⑮黄昏時の建物
⑯日没の景色
☆ずんぐりとした大きなレンズですが、割とシャープで色乗りも良く、被写体にも寄れるので便利な万能ズームだと思いました。
ただフィルム時代のレンズなのでAFもちょっと癖がありますし、逆光にはちょっと弱く、絞らないといけないシーンも多々ある感じでした^^;
◎レンズの分解・清掃はリスクが伴いますので、できればプロに任せる事をお勧め致します。
あくまでこの分解・清掃は個人的な趣味の為、間違っている事も多いと思いますので、レンズの仕組みを勉強する程度にして下さると嬉しいです。
もしレンズを分解・清掃する場合は必ず自己責任でお願い致します(汗)
コメントはできればこちらの「ヨッシーハイムannex」ヘお願いします。
以上、【ニコン「AI AF Zoom Nikkor 24-120mm F3.5-5.6D(IF)」分解清掃・作例】でした!











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