◎ギックリ腰になったり、多忙なものですから今回は簡単に…^^;
今回はリサイクルショップのジャンクコーナーで見つけた「前玉が拭き傷だらけのSoligor 135mm F3.5」を迷いつつ買って来たものを簡単に分解清掃し、作例を撮った内容になっています。
Soligorは1960~1980年にかけて日本の光学メーカーで製造した製品を多数販売していた様ですが、正確な情報が少なく、このレンズも詳細不明でした。
ただ、製造番号が1xx…/Hxx…がトキナー、2xx…/ 3xx…/4xx…がサンで、6xxがコミナー、 9xx…はキノ、TXX…がタムロンみたいな事は書かれていました。(あくまで暫定的な概要だそうです)
1960年代に製造された物らしく、製造はトキナーみたいです。
開放値: F3.5 最小絞り: F22 レンズ構成: 3群4枚(ゾナータイプ)
最短撮影距離: 1.5m 絞り羽根枚数: 8枚 フィルター径: 46mm
重さ: 368g 長さ: 87mm マウント交換式 プリセット絞り
参考として「レンズの分解・清掃に必要な道具とコツ」、「バルサム切れ修理」、「レンズの黄変の修理」、「弱いレンズコーティング」などを記事にしていますのでそちらもご覧ください。
①レンズの簡単な清掃
A: 前群ユニットを反時計回りに回して外します。
B: こんな感じで前群ユニットが外れると思います。
C: 銘板を吸盤オープナーなどで反時計回りに回して外します。
D: 銘板を外したら、前玉も向きを確認しながら外します。
②中玉の取り出し
A: これが拭き傷だらけの前玉で、今のところ処置方法はありませんので軽く磨く程度にしておきました。
B: 後ろのロックリングをカニ目ツールで反時計回りに回して外します。
C: ロックリングを外したら、大きくて重い中玉を慎重に取り出します。
D: レンズ後ろにある後玉のロックリングをカニ目ツールなどで反時計回りに回して外します。
③各レンズの清掃
A: レンズの向きを確認しながら後玉を外します。
B: レンズ構成はこんな感じで、各レンズを清掃します。
もし中玉がバルサム切れしている場合はこのレンズが大きいだけにちょっと剥がすのは大変かもしれません。
C: ついでに剥げているコバ(黒い塗装)も塗っておくと良いです。
D: このレンズは経年劣化したヘリコイドグリスから分離した基油が絞り羽根に回っていました。
このまま動かすと絞り羽根を破壊してしまうので、簡単に清掃します。
④絞り羽根清掃とヘリコイドグリスメンテ
A: まずパーツクリーナーなどを布に染み込ませて絞り羽根の油分をおおまかに拭き取ります。
そして後ろにいらない布を入れ、羽根にまたパーツクリーナーを吹いたら絞りを動かしながらエアブローし、最後に余分なパーツクリーナーを拭き取ります。
これを綺麗になるまで数回繰り返しますが、時間があるなら分解して羽根を清掃するのが確実ではあります^^;
B: これくらい綺麗になって、動きがスムーズになればOKです。
C: ヘリコイドグリスの簡単メンテナンスをしますので、まずフォーカスリングを無限遠に合わせたらイモネジを3個外します。
D: フォーカスリングを外し、無限遠位置で中の銅製ヘリコイドと鏡筒の位置関係&高さをマーキングしておきます。
⑤簡単なヘリコイドグリスのメンテナンス
A: サブヘリコイドを回してメインヘリコイドをギリギリまで突出させます。(あまり出すと直進キーから外れます)
そしてメインヘリコイドのグリスを拭き取って新しいヘリコイドグリスを塗布します。
サブヘリコイドは機械油を一滴垂らしておくぐらいで良いと思います。
(ヘリコイドが重い原因は割とサブヘリコイドにある事が多いです)
メンテが終わったらマーキング位置に戻します。
B: フォーカスリングを取り付ける前にイモネジの打痕を探しておきます。
C: フォーカスリングを取り付けて∞位置で固定し、イモネジの打痕をネジ穴のセンター合わせたらイモネジを取り付けて完成です。
D: このレンズは各カメラメーカーのマウントにマウント交換式で対応しているので、指標線の位置が気に入らない時はここを緩めて調整します。
☆後は逆の手順で組み立てて完成です。
⑥「Soligor 135mm F3.5」の作例
使用カメラはニコンD700になりますが、前玉に酷い吹き傷がある為に照度が高い場所ではコントラストが落ちています💦
開放F3.5
⑦幼稚園にて
⑧天浜線の駅にて
⑨雨の波紋
⑩天浜線のうなぴっぴごー
⑪浜名湖佐久米駅
温暖化が進んでいるせいか、毎年来る時期が変わっている様に感じました。
⑫花
⑬花?
開放F3.5 花はあまりにも種類が多くて調べる気力を失いました^^;
⑭天浜線の路線
⑮古い信号機
⑯ショップ
⑰雨の横断歩道
あいにくの雨でしたが、それが返ってこのレンズには良かったのかもしれません。
オールドレンズらしさが増す感じがしました^^
◎レンズの分解・清掃はリスクが伴いますので、できればプロに任せる事をお勧め致します。
あくまでこの分解・清掃は個人的な趣味の為、間違っている事も多いと思いますので、レンズの仕組みを勉強する程度にして下さると嬉しいです。
もしレンズを分解・清掃する場合は必ず自己責任でお願い致します(汗)
コメントはできればこちらの「ヨッシーハイムannex」ヘお願いします。
以上、【「Soligor 135mm F3.5」分解清掃・作例】でした!










コメント